多民族共生人権教育センター
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オピニオン/「多民族・多文化ともだち広場」に寄せる思い

「多民族・多文化ともだち広場」に寄せる思い

 数年前に、NPO団体と協力し、ラテンアメリカの子どもたちのために、クリスマスパーティーを開きました。様々な国の子どもたちが集まって、家から料理を持ち寄ったり、ビンゴゲームやプレゼント交換をしたり、みんな心から喜んでくれて、1日楽しく過ごすことができました。そして、これをきっかけに、このような機会を少なくとも3ヶ月に1回は持ちたいという声がたくさん出ました。彼らの願いは、母語で話すこと、悩みを打ち明け共有してもらえること、リラックスできることなどでした。外国人として異なった存在として捉えられない場所、落ち着ける場所がほしかったのです。
 そして、3ヶ月に1回「会う会(ENCONTRO)」を作りました。日本人の先生や、ボランティアの人たちも参加してくれるようになりました。一緒に食事をしたり、リラックスタイムには、ゲーム、ダンス、劇(言葉や体を使わない劇)をしました。たくさんの子どもたちが集まり、とても良かったです。この活動は2、3年続きましたが、場所を借りることができなくなり、サポートする人も少なくなって、中断してしまいました。

 しかし、多民族共生人権教育センターの呼びかけで、昨年9月から「こども会」として、こうした集まりを再び持てるようになりました。場所を無料で貸してもらえるようになったこと、サポートしてくれる人を探して頂いたこと、子どもの食事の補助をして頂けるようになったことなど、私にとっては初めての出来事だったので、とてもうれしかったです。
 それと同時に、自分の責任感とプレッシャーは大きく、忙しくて時間がない中、子どもたちやボランティアの人たちがちゃんと集まってくれるか悩んでしまうことも多かったのですが、うまくいってほしいと心から願っていました。
 それから3ヶ月、月に1回子どもたちが集まり、昨年12月にはクリスマス会をし「多民族・多文化ともだち広場」が発足しました。多民族共生人権教育センターのスタッフ、ボランティアの人たちが色々な準備をして頂きました。子どもたちもだんだん慣れていき、徐々に安心して来れるようになりました。

 今年の1月からは、毎月第3日曜日と決めて、集まるようになりました。しかし、その頃から子どもたちの集まりは、あまり良くありませんでした。でも、それぞれの子どもにそれぞれの事情があることが分かりました。この集まりは自由なのだから、行きたいと思った時に来れる場所にしたいと思います。また、こんな場所があるということをもっと広めることが重要だと思います。日本に住んでいる外国人にとって、日本語の読み書きや、祖国との習慣や文化の違いなど、自分の国とのギャップに悩む人が少なくありません。そのような人たちが、日本語や母語を少しずつ勉強できる場所、子どもたちにとっては新しい友だちを作れたり、落ち着ける場所にしていきたいと思っています。ボランティアの人たちと力を合わせて、これからもずっとこの活動を続けていきたいです。

大阪府立高校非常勤講師 ヴァニア・アラルジ

 

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